薬の瓦版
薬の瓦版=平成26年12月22日= 第6号

以下、テキスト版です。

大田区薬剤師会        薬の瓦版            2014年(平成26年)12月22日(月曜日)     (ほぼ週刊)
発行:大田区薬剤師会
東京都大田区中央3−1−3
アルカディア中央1階
ワクチン接種をお忘れなく
インフルエンザ・RSウィルス発生状況
 12月1日〜7日の全国の 定点当たり報告数は3. 49。(厚労省2014年12 月12日)。東京都5.86と なっており、前週の報告数 よりも増加が見られた。国 内のインフルエンザウイル スの検出状況をみると、直 近の5週間(2014 年 第45週〜第49週)ではAH 3亜型の検出割合が最も多 く、次いでB 型、AH1 pdm09 の順となってい る。
 一方RSウイルス感染症 の報告数は5495例と3 週連続で増加した。年齢別 では1歳以下の報告数が全 体の約68%を占めている。
肺炎球菌ワクチン定期接種 高齢者(65歳以上対象)
 高齢者を対象とした肺炎 球菌ワクチンの接種費用の 一部を公費で負担する定期 接種が平成26年10月1日か ら開始されたことを受け、 厚生労働省は、主に65歳以 上の方を対象とした肺炎球 菌ワクチン接種に関する啓 発リーフレットを作成・公 開した。
 肺炎球菌は、主に気道の 分泌物に含まれる細菌で、 唾液などを通じて飛沫感染 し、気管支炎や肺炎、敗血 症などの重い合併症を引き 起こすことがあります。肺 炎はわが国の死亡原因の第 3位となっていますが、一 般に細菌によって生じる肺 炎のうち1/4〜1/3 は肺炎球菌が原因と考えら れています。
 こうした実態を受けて、 今までこのワクチンを接種 したことがない方を対象 に、平成30年度までの間に 1人1回、定期接種の機会 を設けている。平成26年10 月1日からすでに始まって おり、平成31年3月31日ま での間に、主に65歳以上で 該当する方は、肺炎球菌ワ クチンの定期接種を1回受 けることがでる。
 定期接種の対象者は毎年 異なる(対象となる年度に おいてのみ、公費助成が受 けられる)ため、接種の機 会を逃さないようにご注意 下さい。本年度の対象者は 以下の通り。

 ◆対象者◆◆◆◆◆◆

 ?平成26年度に65・70・ 75・80・85・90・95・10 0歳となる方(平成26〜30 年度まで各年度実施)
 ?平成26年度のみ101 歳以上となる方
 ?60歳〜65歳未満で、次 の内臓系基礎疾患(心臓・ 腎臓・呼吸器・ヒト免疫不 全ウイルスによる免疫機能 障害)のある方(身体障害 者手帳1級相当)

 注:助成の有無やその内 容については、お住まいの 自治体によって異なる場合 があります。
 
子宮頸がんワクチン、積極的に打つべき
日本医師会・高久史麿会長
 日本医師会と日本医学会 が12月10日、「子宮頸がん ワクチンについて考える」 と題したシンポジウムを開 いた。子宮頸がんワクチン (HPVワクチン)を巡っ ては、海外などで前癌を予 防する効果を認める論文な どが出ている一方、日本に おいて接種後に広範な疼痛 や運動障害を訴える女性が 多く、因果関係を巡って議 論が起きている。シンポジ ウムの座長を務め、終了後 に会見に臨んだ日本医学会 の高久史麿会長は、因果関 係の究明や副反応が出てい る人向けの支援体制を求め る取りまとめを出した上 で、早期に国として方針を 決めるように求めた。高久 氏は個人的な見解として、 「積極的に打つべき」との 認識を示し、現在3回とな っている接種回数につい て、2回になる可能性を示 唆した。
 HPVワクチンを巡って は、2013年4月に定期 接種化されたものの、副反 応報告が相次ぎ、同年6月 に「積極的勧奨」を中止し て現在に至っている。現在 まで800万回以上接種さ れ、報告された副反応は約 2500症例で、重篤なも のが約600症例となって いる。一方で、子宮頸癌は 年間約1万人が罹患し、約 3000人が死亡してい る。うち9割が、ヒトパイ ローマウイルスが原因とみ られている。
エボラ対策
地方空港に看護師配置へ
 厚生労働省は来月から地 方空港の検疫所に看護師を 配置するなどして、検疫体 制を強化する方針を固め た。9日の閣議後の記者会 見で、塩崎恭久厚労相が明 らかにした。会見で塩崎厚 労相は、「漏れのない水際 対策がしっかりできるよう にしていくことが大切」と 述べ、エボラ出血熱の国内 侵入の防止に力を入れる考 えを示した。
 



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